Myeトレ導入で指導の質が向上!現場の声から見えるICT教材の効果とは

 KATEKYO学院 日立駅前校では「勉強のコンサルタント」というコンセプトのもと、完全1対1の個別指導を行っています。今回は、教務主任である佐々木先生に、Myeトレを導入した経緯とその後の変化についてお話を伺いました。

(教務部主任 佐々木洋幸 氏)

ICT活用で生徒の演習量確保に成功

 早速ですが、Myeトレを導入しようと思ったきっかけを教えてください。

以前勤めていた教室で、プリント学習システム「eトレ」を使用していました。当教室でも生徒の演習量をもっと増やせないかと考え、インターネットで検索してみたところ、タブレットで学習できる「Myeトレ」があることを知り、興味を持ちました。

eトレと同様であるコンテンツの質や演習効果は、すでに優れていると理解していたので安心感がありましたし、生徒が持っているデバイスを活用して演習を進められる点で、懸念していたランニングコストの問題も解消できると感じました。

 導入時の生徒の反応はいかがでしたか。

無料の体験期間を設けて、塾生一人ひとりにMyeトレを試してもらいました。感想を聞いてみると「ゲーム感覚でどんどん進められて楽しい」「画面に書いた文字までデータに残るのがすごい」など好評でしたね。 最近は学校でも一人1台タブレットを持たせる時代ですので、ハード面での問題は幸い少なく、前向きなスタートを切れました。

 では保護者の方はいかがでしたか。生徒と同じく前向きに受け止めていただいた方が多かったのでしょうか。

そうですね。まず、体験した生徒が「楽しかった、これで勉強したい」と、自然と保護者に話してくれていたことが大きな後押しになりました。また、現在のマンツーマン指導の中で使用するだけでなく、家庭学習まで塾がサポートできるというメリットを伝えたところ、先生に家庭学習まで含めて見守ってもらえるということに安心感を持っていただけたようです。

指導者が教材の価値を感じることの重要性

 それでは導入までの道のりは順調だったのでしょうか。

振り返ると、最も戸惑いが大きかったのは先生たちだったと記憶しています。ICTに関する知識や関心度はそれぞれ異なり、すぐに活用イメージが浮かぶ人もいれば、実際に触ってみてもメリットを実感するまでに時間がかかる人もいました。これは仕方のないことですが、私は、指導者が心から良いと思う教材を使うことが、生徒にその良さを伝えるための重要な要素だと考えています。そのため、毎月のミーティングで活用方法について意見交換を行ったり、マニュアルやガイドブックをよく読むようお願いしたりと、先生方にMyeトレのメリットを理解してもらう工夫をしました。

これによりコンテンツの内容だけでなく、システムに対する理解度が高まり、効果的に運用できるようになりました。

 それでは実際の運用スタイルについて教えていただけますか。

小学生から高校生を対象に完全個別指導を提供しており、約9割の生徒がMyeトレを使って学習しています。授業では担当の先生が一人ひとりの状況や目的に合わせてカリキュラムを組み、進捗を管理します。このときに意識するのは、学期ごとなどの長期的な計画を立てることです。少し先の目標を設定することで、どのように進めたらいいか生徒自身が考えながら学習できるようにしています。

Myeトレは使い方の自由度が高く、生徒に合わせて工夫しやすいので、当社の提供するマンツーマン指導との親和性が高く、効果的に成績向上を実現できています。カリキュラム作成や学習フォロー、コーチングなど、人を介して効果を高めるというシステムの在り方にも教材としての価値を感じますね。また、全学年・全教科のコンテンツが使い放題なので、学年を跨いだ学習の振り返りや予習に対応しやすくなりました。

生徒を褒める機会が増え、コミュニケーションも活発に

 導入いただいて約半年ほど経過しましたが、教室に変化はありましたか

一番の変化は、生徒を褒める機会が圧倒的に増えたことです。学習状況がデータとして可視化されるようになったことで、生徒への声掛けがしやすくなりました。特に気に入っている点は、成績だけでなく学習量や学習時間など取り組み全般にアプローチできるというところです。これにより、声を掛けるきっかけが多角的になり、教室内での先生と生徒のコミュニケーションが活発になりました。また、学習の筆跡がきちんと残り、先生側のツールから確認できるため、生徒がどこで間違えたのかなど細かな状況まで視覚的に把握できます。生徒へのフォローがより具体的になり、生徒や保護者にとっても「しっかり見てもらえている」という信頼感につながっているようです。

 ズバリ、成績など成果向上における効果はいかがでしょうか。

成績が伸びたという生徒は多数います。中でも、ずっと学年2位だった生徒がMyeトレでの演習を始め、念願の1位を獲得したという事例がありました。この生徒はもともと努力家でしたが、学年トップの壁が厚く、苦戦していました。Myeトレの導入で以前より演習量が増えただけでなく、間違えた問題を類題で復習できるので、苦手分野の克服に成功しました。その結果、より満足度の高い成果を得ることができたようです。

データの可視化で指導力アップへ

 それでは、教務担当の佐々木先生だからこそ見える、教務的な変化などあれば教えてください。

まず、指導状況が把握しやすくなったと感じています。同時に、先生方の指導のクセが見えるようになったとも言えるでしょうか。これまでは指導の過程について報告書のテキストを見て想像するしかありませんでした。しかし、Myeトレの導入により、途中式や答案、答え合わせ後の解き直しメモ(≒先生のアドバイス内容)と、あらゆるデータが物理的に確認できるようになりました。どんな指導を行い、どんなアドバイスをしたのか把握できるようになったことで、生徒だけでなく、先生の指導に関する気付きも増え、教室全体の指導の質を向上させることができています。

 最後に、Myeトレの導入を検討されている読者の皆さまにメッセージをお願いします。

数あるデジタル教材の中でも問題数が豊富でカリキュラムの自由度も高いので、活用できる場面が非常に多く、細かなニーズに対応できるシステムです。新しいICT教材を導入する際には不安もあるかと思いますが、担当者から親身なサポートも受けられるので、安心して取り入れられる教材です。

塾の紹介

塾名・学校名

KATEKYO学院 日立駅前校

対象学年

小学生・中学生・高校生

指導形態

個別指導、Myeトレ演習

所在地

茨城県 日立市

この記事を書いた人

lsoft_yasunaga